リアルティ・コンペティション番組である「ルポールのドラァグレース」で視聴率を継続していけるには、やはり生々しいドラァグクィーン達のリアルな喧嘩、嫉妬、ドラマが見られたからだと思います。ドキュメンタリーなら、それほど夢中にさせていなかったと思います。
なので、どうしてもヒーローと悪役的存在のバランスがあったからこそ盛り上がると思う。でも、恐ろしい事に今はデススレッドも含むバッシングを直接SNSから本人へ伝えられてしまう。
そもそも、大バッシングの元となるのが、裏番組「アンタックド」からのシーンからが殆どです。
アンタックドはシーズン11まで放送(字幕)されてこなかったからか、日本の視聴者からは、それについて聞かれることが多かったです。
なので、簡単にですが過去のバッシングを受けたドラァグクィーン、ワースト10をラインナップします。
*オールスターズシーズンは今回含めていません。
*個人的にSNSやネットで感じた感想です。
シルキー・ナツメグ・ガナッシュ(S11)
実はシルキーは、放送前される前にも関わらず大バッシングを受けてしまうという異例のパターン。原因はパーティープロモーターとの金銭トラブルや態度の悪さ、セクハラを受けたという嘘の情報からでした。
そしてヘイトがある状態からシーズンが開始され、いきなりゲストジャッジだったマイリー・サイラスを荒々しくおんぶして走り回る姿には大炎上。そこからノンストップで攻撃されていて、個人的にドラァグレース過去最高バッシングを受けていたと感じています。
タイラ・サンチェズ(S2)
タイラはとにかく「ビッチ」でしたよね。さっさと自分の作業を終わらせて収録中でも堂々とソファーで寝ていました。アンタックドでも、数多くの言い争いがありました。
そんなタイラの態度を見てきた視聴者からすると、まるで悪役が優勝してしまった。レイヴンが勝つべきだったという流れになり、視聴者をがっかりさせた。
さらにSNSなどで他のドラァグクィーンだけでなくファンにまで「ゆっくり死んでくれ」などと発言してしまう。いまだにバッシングは止まっていない。
ザ・ビクセン(S10)
最初はとても評判が良かったんです、特にPOCから。ですが、アンタックドでカーッとなり過ぎて失言していくうちに、番組的ではなく本当に性格が悪いと思われる様に。リユーニオンで責められたら退場してしまう事件でネットが大爆発し、ルポールからも見離されてしまい取り返しのつかない事に。
またシーズンの放送中、SNSで他のドラァグクィーンを攻撃する様なツイートをしていたのも原因だったと思います。
フィフィ・オハラ(S4)
パジェントの完璧なスタイルから切り離せなく、新しいタイプなドラァグを見せるシャロン・ニードルズに対してフラストレーションを感じていく姿、他のクィーンの悪口や喧嘩など悪役に編集されてしまい一般の視聴者から嫌われいた。でも実は、コアなファンからは番組を盛り上げてくれたと人気がありAS2にカムバックを果たしたが・・・。
当時は、それだけではなくフィフィはスルーせず、言い反論して馬鹿にする様な態度でした。ネットで自分の名前を検索し、あらゆる場所へ降臨し炎上させていたとも言われています。
ユリーカ・オハラ (S9&10)
シーズ9の時はただ目立ちたがり、スクリーンタイムを稼ごうとしている計算が見え見え、ワークルームからも嫌われていて、印象が悪かっただけでした。しかし、シーズン10では、過去の「Nワード」を連発したラップ調動画が拡散され、何をするもバッシングが酷かったです。
またアンタックドでザ・ビクセンを怒らせる様に仕掛け、状況を悪化させた。SNSでも数多く炎上させ、何かとお騒がせユリーカですが、バッシング疲れ?も起こしたのもユリーカ。
ロキシー・アンドリュース (S5)
ロキシーの場合は主に、「ワークルーム」と「ジャッジの前」で二重人格的な態度、弱者いじめ、ジンクスの病気についてバカにしたなどなどが理由でした。
しかし、こうしたビッチな雰囲気はパジェント界ではよく行われているそうだが、それが学校でよくあるイジメに見えたのだと思います。それからはオールスターズで挽回し、今ではジョークになるまで回復。
ダリアン・レイク(S6)
なぜあんなにベン・デラ・クリームを嫌っていたのか、インタビューで「コートニーとビアンカが確実にTOP3に行けると思ったからベンがライバルだと思った」とい感じで話していました。
そしてベンは当時すごく人気があり、ダリアンとのリップシンクで明らかにベンが勝ったと感じたファンは結果に納得できず、ダリアンは酷いバッシングを受けました。
ミミー・アイムファースト(S3)
言わずと知れた、名物リップシンクで当然ながらバッシングを受けました。しかし、バッシングは酷かったものの、実際はオールスターズ1にも呼ばれ、結果的にインディアを持ち上げた事により、いまだに色んな意味でレジェンドになっていると言われています。バッシングが成功の元?になったケース。
因みに当時シーズン3では、ステイシー・レイン・マシューズの方がヘイトが高かったそうです。
セレーナ・チャチャ(S5)
んまぁ〜〜セレーナは酷かった(笑) NY美大、美大とアピール(ランク的にはまぁまぁな大学)若くて、細くて可愛らしいけど、発言が全く可愛げがない、当然ながらバッシングを受けました。ディトックスに「アイ、ハーデット、オフィシャリ!」の名言を誕生させたのもセレーナ。
しかし、今はもう立派な大人。ドラァグコンでも姿を見せ、人気も出てきています。個人的な予想で来年あればですが、オールスターズの出演も十分あり得ます。
アジャ(S9)
今ではアジャがバッシングを受けるなんて!と思われるかも知れませんが、シーズン9の時は酷かったんです。まずは肌についてバッシング、メイクについてバッシング、そしてアンタックドで、ファン人気のヴァレンティーナに対し、意地悪な事を言ってしまって炎上!しかし、そのフレーズがハウスの曲までになり、逆に大成功した。
そしてアジャは翌シーズンのオールスターズへ出演し、磨き上げた姿で大変貌し大人気となりました。
余談ですが、今年に入ってから彼女のSNSの発言によって再バッシングされています。
以上の10名でした!
他にケネディ・ダベンポートやアレクシス・ミシェルなどもいて15名にするか悩んだのですが・・・10名にしました。
また悪役とバッシングは少し違うので、リアリティ番組に必要な悪役についてまた記事にしたいと思います。