ドラァグクィーンに馴染みが無い場合は、ドラァグレースを見ていると色んなドラァグのスタイルがある事に驚かれる方も多いと思います。
歴史や文化から説明するとファッションの様にかなりの種類があるので、今回は一般的にドラァグレースで出演したドラァグクィーン達に合わせて系統をご紹介します。
Camp (キャンプ)

「キャンプクィーン」「キャンピー」は伝統的なドラァグスタイルで主にコメディー系のドラァグクィーンが多いです。
大きなウィッグやド派手な衣装で「目立つ」「ユニーク」です。
トーク、表現、ファッションと色々と表現方法がありますが、頭脳派が多いというのが特徴でしょうか。
ドラァグレースで出演したキャンプクィーンには、
シーズン5 ジンクス・モンスーン

シーズン6 ビアンカ・デル・リオ

シーズン5&オールスターズ2 アラスカ・サンダーファック

Androgyny / Genderfuck(アンドロジニー/ジェンダーファック)

ジェンダーファックといえばルポール本来のドラァグスタイル。
男らしい部分とフェミニンば部分がミックスされている、クリエイターが多く、アーティステックなファッションやライフスタイルが特徴です。
ドラァグレースで出演したキャンプクィーンには、
シーズン3 Raja Gemini(ラジャ)

シーズン7 MILK(ミルク)

シーズン9 Sasha Velour(サーシャ・ベロア)

FISH (フィッシュ)

「フィッシュ」「フィッシー」とは、極端にフェミニンなドラァグクィーンです。
ヘアやメイクアーティストに多い傾向があります。近年は胸やヒップなどにパッドを入れないドラァグクィーンが多い様に感じます。写真はシーズン11に出演中のプラスティーク・ティアラ。
ドラァグレースで出演したキャンプクィーンには、
シーズン2 Tatianna(タティアナ)

シーズン6 April Carrión(エイプリル・キャリオン)

シーズン6 Courtney Act(コートニー・アクト)
シーズン9 Farrah Moan (フェラ・モーン)

Pageant(パージェント,ページェント)

パージェントとはゲイのミスコンです。写真はアリッサ・エドワーズ。
フィッシュとの区別が分からない場合が多いと思いますが、パージェントの場合は基本があり、歩き方から体のラインまで細かく追求しています。
美容整形はもちろん、全財産をパージェントに注ぎ込む場合が多く、審査項目が多いので上位にいくパージェント達は多彩です。ドラァグレースの場合は争いの厳しさに慣れている場合が多い。
ドラァグレースで出演したキャンプクィーンには、
シーズ3 Alexis Mateo(アレクシス・マテオ)

シーズン9 Trinity The Tuck(トリニティ・ザ・タック)

シーズン10 Asia O’hara(アジア・オハラ)
まとめ
もちろん、細かくまだタイプがありますが、代表的なドラァグスタイルの説明でした。
他には、クラブ系、ボール系、ブロードウェイなど色々あります。奥が深いですね!
参考程度で楽しんでいただけたらと思います。